殺伐とした、ただ過ぎ去っていくだけの日常。
あらゆる事に無関心だった私は、時の流れに身を委ねるだけだった。
それは生物学的には生きている事になるだろう。
だけど無心な私は、果たして『人』として生きている事になるのだろうか?
私は日々の日常に何ら面白みや新鮮さを感じないまま、まるで機械のように過ごしていた。

そんな私を変えてくれた人がいた。
その人は、冷め切ってしまった私の心を、瞬く間に熱く熱くさせてくれた。
暗い影の中にいた私を、その太陽のような優しく温かな笑顔で包み込んでくれた。
何も感じなかったそれまでの日常が、その人と過ごすだけで変わっていった。
全ての体験が斬新で、一瞬一瞬の出来事全てが宝石のように煌き、私を眩しく輝かせてくれた。
朝、目が覚め、一日がはじまる瞬間が待ち遠しかった。夜、眠ってしまうのが勿体無かった。
もっともっと、少しでも多くの一時をその人と過ごしていきたい。
そんな気持ちにさせる程、その人は私の全てだった。










だけど――――










その人はもういない。
この母なる地にも、この広大な世界にも…………この世のどこにも。










私は、大切な人を失った。










† ユメウツツ †

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